沖縄銀行は9月29日、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下のiBankマーケティング事業への参画に向けて、協議を開始すると発表した。
今回の協議では、沖縄銀行が構築するオープンAPIを活用して、iBank社が運営するスマートフォン専用アプリ「Wallet+」をサービス実装し、同行の顧客に提供することを目指す。
具体的には、国内金融機関としては初めて、生体認証を活用した更新系APIによる貯蓄専用口座の開設や口座間の資金移動、ローンの借入・返済を可能にするという。
沖縄銀行のオープンAPIを活用して金融サービスを提供する第1号案件であるほか、iBank社にとってもFFGグループ外の金融機関へのサービス提供は初めてになる。
地方銀行ではマネーフォワードなどのFinTech事業者とAPI連携してサービスを開発事例が多い。今回は、金融機関同士のAPI提携でサービスを開発する珍しい事例になる。
他の地方銀行にも広がるか注目だ。