全国銀行協会(全銀協)は9月14日、同協会が構築する「ブロックチェーン連携プラットフォーム」に関して、実証実験環境を提供するパートナーベンダー4社を選定した。
選定されたのは、NTTデータ、日立製作所、bitFlyer、富士通の4社。各ベンダーがそれぞれの技術を活用した実証実験環境を整備する。
例えば、富士通は、同社のクラウドサービス「K5」上に「Hyperledger Fabric」を実装したサービスを提供する。
全銀協では今後、実証実験環境に関する詳細仕様等を調整したうえで、パートナーベンダーと契約締結を行い、今年10月中を目途にプラットフォームの稼動を開始する。
同協会では、このプラットフォームの整備を通じて、新たな決済・送金サービスや本人確認・取引時確認(KYC)、金融インフラ(全銀システム、でんさいネットシステム等)の分野において、各銀行の実用化に向けた取組みを支援するという。