9月7日から8日にかけて、GMOインターネットとDMM.comの2社が、相次いで仮想通貨のマイニング事業に参入することを明らかにした。
まず、GMOインターネットは、最先端の7nmプロセス技術を活用した半導体チップを開発して、来年上半期を目処にビットコインのマイニング事業を開始すると発表した。
半導体設計技術を持つパートナー企業とともに、最先端の7nmプロセス技術を活用した半導体チップ(マイニングチップ)の研究開発を行うという。具体的なパートナー企業は明らかにされていない。
電力供給の面では、再生可能エネルギーの豊富な北欧に「次世代マイニングセンター」を設置するという。
なお、今後開始するサービスは、個人や事業者の方がマイニングに参入できるサービスとする。「次世代マイニングセンター」の設備資金をユーザーから調達し、その収益を配分するクラウドマイニングサービスにするという。
さらに、マイニングチップを搭載したマイニングボードは製造後、一部外部への販売を行うことも検討する。
一方のDMM.comは、社内に仮想通貨事業部を発足し、仮想通貨のマイニング事業「DMMマイニングファーム」の運営を10月から開始すると発表した。
今年10月よりトライアルを経て年内に「DMM POOL」というマイニングサービスを全世界に公開する。来年度中にはトップ10に入る規模のマイニングファームを目指すという。
また、一般ユーザーが「DMMマイニングファーム」に参加できる「DMMクラウドマイニング」サービスも提供する。海外製が多い既存のクラウドマイニングサービスとは一線を画する信頼できるサービスを目指す。