第一生命と日立製作所は8月31日、医療ビッグデータを使った共同研究の結果、「生活習慣病による入院の可能性」を予測する定量評価モデルを開発したと発表した。
昨年9月より開始した共同研究において、日立の医療費予測技術を用いて第一生命が長年蓄積してきた約1,000万人の医療ビッグデータを解析。
その結果、「糖尿病など8大生活習慣病に起因する入院の可能性とその日数」を予測する定量評価モデルを開発したという。このモデルを用いることで、複数の「健康を阻害する要因」を加味して、将来入院する可能性およびその日数を予測することが可能になったという。
第一生命では、このモデルをもとに、顧客の加入範囲を拡大する見直しを本年7月より実施。見直し後の約1ヶ月間で、合計300名超が新たに保険に加入することができたという。
今後両社では共同研究の第二弾として、「一人ひとりの健診結果の推移」や「生活習慣の変化」に着目した基礎研究に着手する。