NTTデータは8月15日、貿易関係者である銀行・保険・総合物流・輸出入者等の大手13社とともに、ブロックチェーン技術を活用した貿易業務に関するコンソーシアムを発足すると発表した。ブロックチェーンを活用した貿易コンソーシアムの設立は国内初。
このコンソーシアムでは、ブロックチェーン技術を活用して、貿易情報の連携基盤を実現することにより、多くの貿易企業における事務手続きの効率化や迅速化、利便性の向上を目指す。
現在、貿易業務については、個社・業態ごとのシステム化は進んできているものの、それぞれが独立した状態であり、企業や業態を跨ぐ情報連携はFAXや電子メールなど書面による手続きが中心。
NTTデータではこれまで、ブロックチェーンを活用して、信用状取引や保険証券のPoCを重ねてきた。
その結果、貿易業務全体へブロックチェーン技術を適用することの有効性と課題が確認できたため、ブロックチェーン技術を活用した貿易情報連携基盤の実現に向けたコンソーシアムを発足することにしたという。
コンソーシアムには、3メガバンクグループのほか、大手損保3グループ、物流大手、商社など幅広い関係者が参加を予定。来年の3月までの予定で活動する。