日本仮想通貨事業者協会(JCBA)と国内の仮想通貨交換業者13社は7月18日、ビットコイン分岐問題への対応として、8月1日(火)0時より、各取引所において一時的にビットコインの受入れと引出し受付を停止すると発表した。
ビットコインの取引が停止されるのは、日本時間の8月1日(火)0時からで、受付再開時期は未定。8月4日16時までに再開目処に関する周知を行う予定だという。
現在、ビットコインに関しては7TPS(1秒間に7取引)と言われる取引処理能力を上げようと、コンセンサス層と呼ばれるプロトコル・レイヤーの仕様変更が議論されている。
現在、UASFとSegwit2x、UAHFという3つの陣営が対立状態にあり、最悪の場合、8月1日以降ビットコインのブロックチェーンが3つ並存する可能性がある。
この事態に対処するために、日本仮想通貨事業者協会(JCBA)に加盟する仮想通貨交換業者13社は対応について協議を重ねてきた。
顧客資産の保全を最優先事項として協議した結果、ビットコインの分岐による問題が収束するまで、一時的にビットコインの受入れや引出受付を停止することを決定したという。
これまで様々な危機や課題を乗り越えてきたビットコイン。今回の分裂問題も乗り越えて発展していけるか注目される。