みずほ銀行と大日本印刷(DNP)は7月18日、融資を実行する際に、顧客の捺印や契約書授受をインターネット上で完結させる「みずほ電子契約サービス」を共同開発したと発表した。
今回のサービスでは、みずほ銀行が独自の認証局を立ち上げており、この認証局が発行した電子証明書を活用して契約締結を行う。
実際に顧客がサービスを利用する場合は、顧客は専用のWEBサイトにログインし、掲示された契約書の内容について承認作業を行う。すると、契約書に電子署名とタイムスタンプが自動的に付与され、専用WEBサイト内に自動保管される仕組みだ。
保管された契約書は、電子署名とタイムスタンプが付与されているため、従来の紙の契約書と、同等の法的根拠を持つという。
今回のサービスでは、インターネット上で融資に関する契約締結を行うため、契約書の完全ペーパーレス化と、時間や場所を問わずに契約を締結することが可能になる。
同行では、4ヵ店でサービスを先行導入し、今後、全店に向けて拡大する予定。また、DNPは、同システムを他の金融機関へも拡販していくという。