ベンチャーキャピタルのSBIインベストメントは7月18日、同社が運営する「FinTechファンド」などを通じて、ドイツの「FinLeap」へ出資したと発表した。出資額は非公表。
「FinLeap」は、自らベンチャー企業を設立し、外部投資家も巻き込みながら企業の成長に必要な支援を行うカンパニービルダーと呼ばれる企業。
同社はFinTech分野に特化しており、傘下12社のベンチャー企業が、銀行や保険などの様々な金融サービスを提供している。例えば、APIを通じて銀行口座、クレジットカード、電子マネー、ローン、決済といった銀行機能を提供する「solarisBank」などを有している。
SBIインベストメントは2015年12月にFinTech事業領域への投資を目的として、総額300億円の「FinTechファンド」を設立。現在、同ファンドを通じて、国内外のFinTech企業に積極的に出資しているほか、出資者と投資先企業によるオープンイノベーションの支援を行っている。
同社では、FinTech企業への投資を拡大していくとともに、SBIグループの金融サービス事業にも最先端のFinTech領域を順次取り入れていきたいとしている。