横浜銀行とGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は7月12日、両社が開発したスマホ決済サービス「はまPay」の仕組みを用いて、キャッシュアウトサービスの商用化を目指していくことを明らかにした。
キャッシュアウトサービスとは、レジや自動精算機などATM以外の端末から現金を引き出すサービス。
今回の取組みでは、自動精算機メーカー大手のアルメックスと協力して、「はまPay」を活用したキャッシュアウトサービスの商用化を目指す。
具体的には、病院やホテルの自動精算機に表示されたQRコードを「はまPay」アプリでスキャンし暗証番号を入力することで、キャッシュカードを利用することなく、ATMと同様に銀行口座から出金できるシステムを構築する。
例えば、クレジットカードやデビットカードを持っていなくても、入院費や救急診療費など、急な支払いがその場でできるようになる。
キャッシュアウトサービスについては、今年4月に施行された銀行法施行規則の改正により、日本国内でも認められるようになった。主に既存のデビットカード(J-Debit)による活用が期待されていたが、両社ではスマホを用いた新しい仕組みの構築を目指す。
今回の仕組みが他の銀行にも広がるか注目だ。