西日本フィナンシャルホールディングス傘下の九州カードは7月6日、NTTデータと共同で決済代行会社「Jペイメントサービス」を設立したと発表した。
このJペイメントサービスでは、Visa、Mastercard、JCB等の国際ブランドカード決済に対応した各アクワイアラと包括契約を締結し、加盟店に対してクレジットカードによる決済手段を一括して提供する。
加盟店側は、Jペイメントサービスと契約することで、これまで店舗で取り扱うクレジットカードブランドごとに必要だった複数のアクワイアラとの契約を、一本化することができる。
契約の一本化により、契約手続きや入金管理の効率化が可能になるという。
また今後、電子マネー決済への対応や、NTTデータの持つ加盟店向け販促ソリューションをサービスメニューに追加する予定だ。
新会社は福岡市を拠点とし、九州カードが75%を出資し、NTTデータが残りの25%を出資。地域に根ざした決済代行会社を目指し、九州・山口・沖縄地区の提携金融機関と協働してFinTech戦略の展開を図るとしている。