楽天生命は6月30日、InsurTech(インシュアテック)の研究組織「楽天生命技術ラボ」を設立すると発表した。
このラボでは、機械学習やディープラーニングなどの先端AI技術を生命保険分野へ応用することを研究する。楽天市場などEコマース分野を中心に培われた楽天グループのデータ分析の強みを活かし、革新的な生命保険商品・サービスの開発に取り組むという。
具体的には、機械学習やディープラーニングによる情報提供の効率化・パーソナライズや、先端技術を活用した保険申込プロセスの簡易化、AI技術による顧客開拓などを研究する。
同社では、2016年にInsurTech推進の専門部署を立ち上げ済み。2017年2月にはスマートフォンアプリによる女性向けヘルスケアサービスを開始するなど、実務領域における技術活用の検討を進めてきた。
同社では、今回の「楽天生命技術ラボ」設立により、実務と基礎研究の両面から新たな保険商品・サービスの開発に注力する体制を整えるとしている。