埼玉県の武蔵野銀行は6月15日、個人顧客の様々なニーズにワンストップで対応する次世代型店舗「Your Lounge URAWA(ユア・ラウンジ・浦和)」を開設すると発表した。
この店舗では、営業日・営業時間を大幅に拡大するほか、最新鋭の機器を導入し、弁護士・税理士による専門的な相談会などを実施する。
特にシステム面では、「電子記帳台」を導入し伝票を自動作成するほか、「遠隔相談システム」を導入し、専門スタッフとの直接相談を可能にする。例えば、保険契約の見直しやライフプランニング、相続や不動産の有効活用等の相談ができるという。
さらに、指静脈認証を採用した全自動貸金庫(107函)も準備。プライバシーに配慮した専用ブースを365日利用できる。
システム面以外では、隣接するカフェ「タリーズ」とコラボレーションするという。
直近ではメガバンクなどの大手行が、店舗のデジタル化やペーパーレス化、人員の相談業務へのシフトといった取組みを急いでいる。この流れが地銀にも広がってきたと言えそうだ。
(参照)武蔵野銀行のニュースリリース
http://www.musashinobank.co.jp/irinfo/news/pdf/2017/Lounge.pdf