埼玉県の武蔵野銀行は5月31日、お金のデザインと協業し、ロボアドバイザーサービス「THEO+(テオプラス)武蔵野銀行」を開始すると発表した。
このサービスは、お金のデザインが提供するロボアドバイザー「THEO(テオ)」を、武蔵野銀行の顧客向けに改良したもの。
スマートフォンで5つの質問に答えるだけで、顧客一人ひとりに合ったポートフォリオを導き出し、世界各国のETF(上場投資信託)に10万円から分散投資を行える。
価格変動により資産構成が変化した場合でも、最適なポートフォリオへ戻すよう、毎月1回のリバランスを行う。
武蔵野銀行では、昨年11月に傘下のぶぎんキャピタルが運営するファンドを通じてお金のデザインへ出資。その後、新しいサービス提供に向けた協業について検討を進めてきたという。
銀行とロボアドバイザーサービスが連携する事例としては、他に住信SBIネット銀行とウェルスナビの「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」などがある。
これまで銀行がFinTech企業と連携する事例としては、PFMや会計サービスとの連携が多かったものの、ロボアドバイザーサービスとの連携事例も増えそうだ。