三菱UFJニコスと日本カードネットワーク(JCN)は5月15日、ニコスのクラウド型マルチ決済システム「J-Mups(ジェイマップス)」について、電子マネー関連以外をJCNのクラウド型決済システムと統合すると発表した。
具体的には、三菱UFJニコスの「J-Mups」のセンター事業とその運営業務を、「CARDNET」などの運営ノウハウを持つJCNが平成30年3月に承継する。JCNは、「J-Mups」のクラウド技術・ノウハウを活用し、JCNのクラウド型決済システムをさらに拡充させる。
一方、三菱UFJニコスは「J-Mups」のセンター業務を切り離し、既存加盟店へのサービス拡充や新規加盟店の開拓に注力する。
「J-Mups」は、ニコスとJR東日本メカトロニクス(JREM)が平成24年に、国内初の「クラウド型マルチ決済システム」として開発。クレジットカード、電子マネー、共通ポイントなどの決済システムとして導入加盟店を拡大させてきた。
昨今のスマートフォン決済をはじめとする決済手段の多様化の中、「J-Mups」のセンター事業をJCNと統合することが事業拡大につながると考え、今回の決定に至ったという。