NTTデータは5月12日、FinTech企業とのAPI接続基盤などを提供する、新しいクラウドサービス「OpenCanvas」を開発すると発表した。本年9月の提供開始を目指す。
「OpenCanvas」は、共同利用型インターネットバンキングサービス「ANSER」が持つ本人認証機能や金融機関システムとの接続基盤を活用するクラウドサービス。FinTech企業とのAPI機能やAPIの管理機能などを備える。
API機能については、「OpenCanvas」上に各金融系APIを集約し、API仕様を一定のルールのもとに共通化。
金融機関は「OpenCanvas」を利用することで、Fintech企業と各金融機関サービスを、APIを通じて連携させることが可能になる。Fintech企業にとっては、複数の金融機関と接続する際に、個別の金融機関のAPI仕様に合わせた開発が不要になる。
またNTTデータは、「OpenCanvas」をベースに金融機関がFintech企業と新たなFintechサービスを創出できるよう、年2回実施するコンテストを通じて金融機関とFintech企業とのオープン・イノベーションの実現を支援していくという。