千葉銀行など「TSUBASA金融システム高度化アライアンス」加盟6行は5月11日、日本IBMと共同で、オープンAPIに対応した「TSUBASA FinTech共通基盤」を構築すると発表した。
「TSUBASA金融システム高度化アライアンス」は、FinTechなどの先進的なIT技術を調査・研究するために発足した枠組みで、現在、千葉銀行、第四銀行、中国銀行、伊予銀行、東邦銀行、北洋銀行の6行が加盟している。
今回構築する基盤では、FinTech企業が、同一仕様のAPIでTSUBASAアライアンス加盟行と接続できるようにする。
また今後、加盟行に限らず他の金融機関にも参加を呼びかけ、様々な金融機関が利用できるプラットフォームを目指すという。
オープンAPIについては、今国会の銀行法改正において、各銀行がFinTech企業に対して、オープンAPIを開放する努力義務が課せられる予定だ。地銀業態においても、オープンAPIへの対応がより一段と加速しそうだ。