岩手銀行は5月11日、青森銀行、秋田銀行、山梨中央銀行の3行と、ブロックチェーン技術を用いた金融サービスプラットフォームの共同構築を行うと発表した。
この金融サービスプラットフォームは、複数の金融機関や企業から構成されるネットワーク上にブロックチェーン技術を用いて構築するもの。顧客が複数の金融機関や企業のデータを一括で管理できるようにする。
例えば、顧客が複数の金融機関に口座振替処理を依頼する場合、金融機関ごとにではなく、1つの画面から複数の金融機関へまとめて依頼・管理する仕組みを構築するという。
このプラットフォーム実現に向けて、4行ではサービスの実証実験を行う。
実証実験を行う試作システムについては、すでに日本IBMが3月末で完成させており、口座振替依頼データの授受サービスや、当座照合表などの各種還元帳票の電子交付サービスをプラットフォーム上に実装している。
同行では今後、共同で検証を行い、実用化に向けた取り組みを進めていくとしている。