池田泉州銀行は5月10日、生命保険の提案から契約まで全てを、タブレット端末で完結するシステムを稼働させたと発表した。
新システムでは、顧客に記入してもらう紙帳票を、最大12帳票から2帳票(出金伝票と振込伝票のみ)まで削減。タブレット端末上で、幾つかのチェックと電子サインをするだけで手続きが可能になり、 申込みから契約まで手続き時間が約120分から約60分に短縮される。
また、従来の手続きでは申込書類を郵送しているため、保険証券の到着までに2週間程度かかっていたものが、ペーパーレス化により、最短3日まで短縮されるという。
今回稼働させたシステムでは、各生命保険会社と個別にシステム連携を行うのではなく、NTTデータの保険共同ゲートウェイ経由で、銀行と各保険会社を直結。銀行と生命保険会社を直結したのは、銀行業界では初めて。
今回のシステムは、同行とNTTデータが共同開発したもので、今後、多くの金融機関による利用拡大が予定されているという。