日本IBMは4月19日、日本医療データセンターが開発する「健康年齢」のAPIサービス基盤に、IBMの「IBM API Connect」が採用されたと発表した。
日本医療データセンターでは昨年6月、健康診断の数値がどのぐらいの年齢に相当するのかを判定し健康度をわかりやすく伝える指標として「健康年齢」を開発。
今回、健康年齢のデータを、APIを通じて保険会社や健診事業者などの企業にサービスとして提供するために、IBMの「API Connect」を採用した。このAPI基盤では、利用制限、課金の仕組み、ログの収集などAPI管理に必要な機能を実装している。
同社では昨年に健康年齢のサービスを発表して以降、保険会社、健診事業者、フィットネスクラブなどの様々な業界から、自社のサービスに組み込みたいという要望が数多く寄せられたという。
今後、同社では健康年齢を算出する仕組みをAPIとして提供することで、個人の健康度を見える化したり、生活習慣改善の効果を測定するなど、個人向けの新たなサービスの創出を推進するとしている。
InsTech(InsureTech)を進める保険会社にとっては、注目のサービスとなりそうだ。