千葉銀行は4月12日、FinTech企業のゼネリックソリューションと協働し、AI(人工知能)を活用した金融商品購買予測モデルを導入したと発表した。
このモデルは、AIを活用して顧客の属性情報や取引履歴等のビッグデータから、金融商品ごとの購買確率などを予測するもの。ゼネリックソリューションが開発したソフトをもとに、千葉銀行が保有する各種データや営業手法などの知見を組合せて構築した。
千葉銀行では、これまでの試行運用において一定の効果を確認できたという。このため、この予測モデルを銀行システムに搭載し、主に顧客への資産運用提案のシーンで活用していく予定。
これにより、顧客一人ひとりに最適な商品を、最適なタイミングで、最適なチャネルにて提案する「オムニチャネル化」の実現を図っていくという。
さらに、今後は、インターネットバンキングの取引データやホームページの閲覧データ等も反映させ、モデルの改良を図っていくほか、地方銀行6行が加盟する「TSUBASA金融システム高度化アライアンス」にもノウハウを共有していく方針だ。