NECは4月10日、群馬銀行から、内国為替の振込エラー処理を行う「振込不能管理システム」を受注したと発表した。本年6月からの稼働開始を予定している。
この「振込不能管理システム」は、振込伝票への記載内容の不備により、自行からの振込が他金融機関でエラーとなる「仕向エラー処理」や、自行や他金融機関からの振込が自行内でエラーとなる「被仕向エラー処理」に対応するシステム。
これまで紙ベースで行っていた仕向・被仕向エラー処理の確認・修正作業や、振込資金の管理・後処理がシステム上で可能になる。ピーク日の被仕向エラー処理で、全体件数の約75%の自動化が見込めるという。
このシステムはNECが、静岡銀行向けに開発したシステムをベースに、群馬銀行向けに一部機能を強化して開発した。群馬銀行は、このシステムを導入することで、振込エラー処理量の削減とペーパーレス化による環境負荷の低減を目指すという。