三菱東京UFJ銀行は3月31日、米国Ripple社が主催するグローバルなコンソーシアム「Global Payments Steering Group(GPSG)」に参加すると発表した。
「GPSG」は、様々な金融機関が米Ripple社のソフトウェアをスムーズに導入できるように、基本となる標準ルールを策定し、普及させることを目的に発足したコンソーシアム。
米Ripple社が開発している海外送金ソリューションは、インターネット通信プロトコルを採用しており、決済実行前・実行後の銀行間通信機能と、即時決済・着金を実現する機能を有している。
このソフトウェアを導入した金融機関同士であれば24時間365日の即時決済が可能となり、すでに世界で約90行が導入・商用化に向けて準備を進めているという。
「GPSG」には、既にバンクオブアメリカ、サンタンデール銀行、スタンダード・チャータード銀行などが参加しているが、三菱東京UFJ銀行はアジア初の参加行になる。
同行では、ブロックチェーン技術を応用したクロスボーダーでのリアルタイム送金等の実現に向けて、「GPSG」参加行と協力して取り組んでいくという。
米Ripple社の海外送金ソリューションが実現化すれば、海外送金手数料の削減が見込まれる。今後の同行の取組みに期待したい。