TISとココペリインキュベートは3月30日、長野県の八十二銀行と共同で、事業性融資に人工知能(AI)を活用する実証実験を開始すると発表した。
ココペリインキュベートは、金融機関向けにAIを活用した融資審査モデルなどを提供するFinTech企業。
今回の実験では、事業性融資におけるAI活用のほか、AI与信モデルの信頼性も検証するという。
実験では、八十二銀行が「AIによる財務分析結果の検証」を担当し、TISが「財務データの標準化・財務分析」を、ココペリインキュベートが「AI与信モデルの構築」を担当する。
3社では、本年夏ごろまでに実証実験を行った上で、中小企業向け金融サービスへの活用の可能性を検討していくとしている。