日本IBMは3月30日、ゆうちょ銀行の財務会計システム基盤の刷新を支援したと発表した。
新インフラ基盤は、IBM独自設計のオールフラッシュ・ストレージを用いて構築され、昨年11月に稼働開始済み。
オールフラッシュストレージにより、大幅なパフォーマンス向上を実現したほか、ハードウェアに仮想化技術を適用し、サーバーとネットワーク機器の台数を半減させたという。
ゆうちょ銀行では、全国約300の店舗で発生する日々の経費精算から日別の科目別残高を集計した日計表の出力、資産管理などの財務業務全般を財務会計システム上で実施している。
今回の新インフラ基盤では、従来約40分かかっていた日計表の帳票出力を45秒に短縮したほか、3時間程度を要した決算調整処理を30分で完了させるなど、大幅なパフォーマンス向上を実現したとしている。