NECは3月1日、三井住友銀行のアジア・オセアニア拠点において、インターネット経由でデスクトップ環境を利用できるITシステム基盤を構築したと発表した。
このシステム基盤は、現地の職員が顧客訪問先や出張先などのオフィス外から、行内へ接続できる「リモートデスクトップ基盤」や、顔認証AIエンジンを搭載した「認証基盤」などから構成される。
以下に、NECのニュースリリースを引用する。
NEC、三井住友銀行向けにアジア・オセアニア地域でインターネットを介して安全にデスクトップ環境を利用できるITシステム基盤を構築
NEC
2017/3/1
NECは、株式会社三井住友銀行(頭取兼最高執行役員:國部 毅、以下「三井住友銀行」)向けに、アジア・オセアニア地域で勤務する職員が顧客訪問先や出張先、自宅からインターネットを介して安全にデスクトップ環境を利用できるITシステム基盤を構築しました。
本システムは株式会社日本総合研究所(代表取締役社長:渕崎 正弘)と共同で構築したものであり、順次アジア・オセアニア地域の各拠点での稼動を開始しています。
三井住友銀行は、中期経営計画において掲げているビジョン「アジア・セントリック」の実現に向け、アジアにおけるビジネスプラットフォーム構築を推進しています。NECは本システムの構築を通じて、三井住友銀行の職員の生産性向上や、成長著しいアジア市場におけるビジネスの加速に貢献します。
本システムは以下の3つのシステム基盤から構成されています。利用者の安全と利便性を両立するだけでなく、システム運用・管理コストの低減も実現しています。
・世界No.1(注)の認証精度を有するNECの顔認証AIエンジン「NeoFace」を用いて、高い利便性でセキュアにシングルサインオン接続を実現する「認証基盤」
・顧客訪問先や出張先などオフィス外から行内への接続が可能な「リモートデスクトップ基盤」
・複数用途のサーバの集約・収容が可能な「仮想サーバ基盤」
NECは社会ソリューション事業に注力しており、今回の構築実績も活かし、今後も金融機関の顧客サービス向上や事業基盤強化、業務効率化などに貢献する各種ソリューションの提供に取り組んでいきます。
(以下、省略)