三井住友銀行と日本総研は2月27日、オープンイノベーションの取組支援のために、ナインシグマ・ジャパンと提携したと発表した。
ナインシグマ・ジャパンは、米国NineSigmaの日本法人。大手企業のニーズと世界中の技術やアイデアをつなぐオープンイノベーション事業を展開している。世界700社以上、国内160社以上の顧客と世界約4000件、国内約800件のマッチング実績があるという。
今回の提携により、イノベーション創出に向けて取り組む企業に対して、3社が連携して経営課題整理を通じた注力分野の特定から、グローバルネットワークを活用した技術探索、パートナーとの協業体制構築まで、一気通貫したコンサルティング支援を行うとしている。
以下に、三井住友銀行のニュースリリースを引用する。
グローバルネットワークを活用した最先端技術に関するオープンイノベーション支援における業務連携について
三井住友銀行
2017/2/27
株式会社三井住友銀行(頭取:國部 毅、以下「三井住友銀行」)と株式会社日本総合研究所(代表取締役社長:渕崎 正弘、以下「日本総研」は、株式会社ナインシグマ・ジャパン(代表取締役社長:諏訪 暁彦、以下「ナインシグマ・ジャパン」※1)と、オープンイノベーションに向けた取組支援を目的として、業務連携に関する覚書 (以下、本覚書)を締結しました。
近年、新規事業創出や新技術開発、異業種参入等に向けて、大企業、中堅企業とベンチャー企業によるオープンイノベーション推進の動きが活発化していますが、大企業・中堅企業においては、社内ニーズの整理やパートナーの選定、具体的な協業体制の検討等多くの課題を解決していく必要があります。
本覚書の締結により、イノベーション創出に向けて取り組む大企業・中堅企業のお客さまに対して、ナインシグマ・ジャパン、三井住友銀行、日本総研が連携することで、経営課題整理を通じた注力分野の特定から、グローバルネットワークを活用した技術探索、パートナーとの協業体制構築まで、一気通貫したコンサルティング支援を行います。
全世界で200万人に及ぶ研究者・技術者ネットワークを活用した技術探索等に強みを持つナインシグマ・ジャパンと、オープンイノベーションに向けた事業化支援コンソーシアム「Incubation & Innovation Initiative(通称:III(トリプルアイ))※2」の運営や多様な金融ソリューションを通じたベンチャー企業支援等に取り組む三井住友フィナンシャルグループの強みを活かし、イノベーション推進に向けた企業活動を積極的に支援してまいります。
※1 ナインシグマ・ジャパンについて
会社名:株式会社ナインシグマ・ジャパン
設立:2006年10月
所在地:東京都千代田区内神田一丁目3番3号
概要:大手企業のニーズと世界中の技術やアイデアをつなぐ紹介事業を展開。米国NineSigma Inc. の日本現法。世界約200万人の研究者・技術者と国内約50人のエキスパート(技術目利き力)のネットワークを抱える。世界700社以上、国内160社以上の顧客と世界約4000件、国内約800件のマッチング実績。
※2 Incubation & Innovation Initiative(III…トリプルアイ)
2016年2月1日に三井住友銀行と日本総研が発足させた、日本成長戦略の基盤となる、先進性の高い技術やビジネスアイデアの事業化を支援する異業種連携の事業コンソーシアム。ピッチコンテスト「未来」やブロックチェーン、ロボット・AI・IoT、次世代モビリティ、次世代都市開発等の研究会を運営。技術やビジネスアイデアの事業化支援、コンソーシアムメンバーやベンチャー企業による共同研究・新規事業開発、法制度調査研究・政策提言等の活動を行う。
(以下、省略)