損保ジャパン日本興亜は2月7日、世界の保険会社による共同プロジェクト「ブロックチェーン保険イニシアチブ(B3i)」へ参加したと発表した。東京海上日動も同時に加盟している。
このプロジェクトは、世界15社の大手保険会社が主導し、保険事業でのブロックチェーン(分散型台帳技術)活用と、業界共通プラットフォーム構築の可能性を探求するもの。銀行業界での類似プロジェクトとしては「R3」が有名。
「B3i」は2016年10月に欧州の保険会社5社でスタートし、今回両社を含め15社へと拡大した。業界共通プラットフォーム構築へ結ぶ付くのか注目される。
以下に、損保ジャパン日本興亜のニュースリリースを引用する。
B3i(ブロックチェーン保険イニシアチブ)への参加
損保ジャパン日本興亜
2017/2/7
損害保険ジャパン日本興亜株式会社(代表取締役社長:西澤 敬二)は、世界の大手保険会社、再保険会社による共同プロジェクト ブロックチェーン保険イニシアチブ(Blockchain Insurance Industry Initiative、以下「B3i」)へ参加しました。このプロジェクトは、世界15社の大手 保険会社、再保険会社がイニシアチブをとり、グローバルに展開する保険事業での ブロックチェーン(分散型台帳技術)活用と、業界共通プラットフォーム構築の可能性を探求 するものです。
「B3i」は2016年10月に欧州の保険会社、再保険会社の5社でスタートしました。この度、「B3i」への参加会社は当社を含め15社(*)と拡大し、欧州、アジア、北米にまたがる グローバルベースのプロジェクトに発展しました。当社はデジタル分野を成長戦略の柱の一つと捉えており、グローバル連携による本プロジェクトに積極的に貢献するとともに、世界的な イニシアチブへの参加による知見を当社のデジタル戦略として活かし、お客さまの安心・安全・ 健康に資する商品・サービスの提供を推進してまいります。
(*)当社以外の「B3i」参加会社
Aegon、 Achmea、 Ageas、 Allianz、 Generali、 Hannover Re、 Liberty Mutual、 Munich Re、 RGA、Swiss Re、 SCOR、 Tokio Marine Holdings、 XL Catlin、 Zurich
当社執行役員兼SOMPOホールディングス執行役員
グループCDO(最高デジタル責任者) 楢崎浩一のコメント 「ブロックチェーン技術は保険業界にも変革をもたらす可能性があります。世界を代表する保険会社、再保険会社が英知を結集し、オープンに取り組むことで、技術革新を用いたグローバルな共通基盤の構築が期待されます。ビジネスに変化をもたらすデジタルテクノロジー進化の世界的な潮流を素早く捉え、最先端のデジタル技術の活用により、お客さまの先を捉えた新たな商品・ サービスの開発やビジネスモデルの創造につなげてまいります。」
(以下、省略)
(参照)損保ジャパン日本興亜のニュースリリース
http://www.sjnk.co.jp/~/media/SJNK/files/news/2016/20170207_1.pdf