日本IBMは12月20日、証券フロントシステムを提供するトレードワークスが、証券ネットフロントシステムをIBMクラウド上に構築し、日産証券へASPサービスの提供を開始したと発表した。
以下に、日本IBMのニュースリリースを引用する。
トレードワークス、IBMクラウドで証券会社向けサービスの提供を開始
日産証券が先物オプション向け証券フロントシステムとして採用
株式会社トレードワークス
日本アイ・ビー・エム株式会社
2016年12月20日
証券業界向けに証券フロントシステムを提供する株式会社トレードワークス(本社:東京都千代田区、社長:浅見 勝弘、以下「トレードワークス」)は証券ネットフロントシステムをIBMクラウドのIBM® Bluemix Infrastructure上に構築し、本年11月14日(月)より日産証券株式会社(以下「日産証券」)へ証券フロントシステム 先物オプション版のASPサービス提供を開始しました。
今回、IBM Bluemix Infrastructureの先進性、柔軟性、堅牢性に加えて、FISC安全対策基準とのベンチマークを実施済みで金融業務向けに求められる厳しいシステム要件に対応する点が評価され、24時間365日システム稼働が求められる証券ネットフロントシステムのプラットフォームに採用されました。採用理由は以下の通りです。
IBM Bluemix Infrastructureが提供するベアメタル・サーバー(物理サーバー)を採用することでオンプレミスと同等のトランザクション処理を実現。 自社データセンターとIBMクラウドの東京データセンターを高品質かつ高速なネットワークで接続するダイレクトリンク・コロケーション・サービスによる安定した処理 クラウドサービスのため短時間且つ必要な時に必要なだけシステムリソースの追加を行うことができ、証券会社にとって取引量の急激な増加時に大きな初期投資を行うことなく短期での導入が可能。 24時間365日稼働に加え高いセキュリティ管理が求められるインフラ環境のシステム運用をIBM Bluemix Infrastructureの基本機能で補うことにより、証券会社がビジネス戦略に注力することが可能。 トレードワークスは今後も FinTechに代表されるサービスの多角化が進む証券マーケットにおいて証券各社の独自戦略を最短のリードタイムで実現可能なIBM Bluemix Infrastructure の活用により、証券ネット分野における投資環境の整備に注力し、投資家利便性を追求してまいります。
(以下、省略)