日立製作所は9月23日、金融機関のシステムとFinTechサービスとの連携を実現する「金融API連携サービス」の販売を開始すると発表した。
このサービスは金融機関向けのサービス。 金融機関は、利用者がインターネットバンキングのID、パスワードなどをFinTechサービス上に登録することなく、預金口座残高や入出金明細などをFinTechサービスとやりとりできる。
提供するサービスは、金融機関向けの「銀行API連携サービス」と、日立のインターネットバンキング共同センタ「FINEMAX」に加盟する金融機関向け「FINEMAX API連携サービス」の2種類。
「銀行API連携サービス」では普通預金口座の参照を可能とし、「FINEMAX API連携サービス」では、普通預金、定期預金、外貨預金などの参照を可能にする。
インターネットバンキングの共同センターを運営するNTTデータや日本IBMが同種のAPIサービスを既に提供しており、銀行APIの利用が広がってきた形だ。