NECは9月23日、ソニー損保のサイバー攻撃多層防御システムを構築したと発表した。
今回構築したシステムでは、入口対策・出口対策・内部対策という多段階の対策を組み合わせて、サイバーセキュリティの技術的な安全管理を強化したという。
まず入口対策では、疑わしい通信を仮想環境で再現・解析することでマルウェアなどを検知する製品を導入。サイバーセキュリティのアナリストがソニー損保に代わって24時間365日体制で監視・運用する。
次に出口対策では、インターネット環境とイントラネット環境を分離し、Webサイト閲覧によるマルウェア感染やイントラネット環境からインターネットへの不正な通信を防止する製品を導入した。
さらに内部対策では、情報漏えい対策ソフトウェアを導入し、様々な形式のファイルを自動で暗号化することで安全性を強化したという。
NECでは、今後も金融機関におけるサイバー攻撃対策の強化に貢献する製品やサービスを提供していくとしている。