三井住友銀行とNTTデータは9月16日、複数の生体認証を活用した本人認証プラットフォームを開発すると発表した。2017年春のサービス開始を目指す。
この認証プラットフォームでは、生体認証機能を有するスマートフォンアプリを提供し、複数事業者のサービスへ統一的なアクセス環境を構築する。生体情報を活用して、個人と事業者間でアカウント情報を紐づけて「認証の仲介機能」を提供するという。
指紋や顔、声などの複数の生体認証に対応し、各種サービスのIDやパスワードの都度入力を不要とするほか、氏名や性別、住所などの基本情報の一括登録も実現する。
アイルランドに本社を置き、複数の生体情報技術を組み合わせた認証サービスを提供するDanon社と提携してサービスを実現する。
両社では、他の金融機関やEC事業者などの顧客を対象にサービスの提供や、法人向けの社内認証サービスの提供などを目指すとしている。