横浜銀行は9月12日、子会社の浜銀総研が運営し地銀9行が参加するナレッジラボにおいて、イベント・ベースド・マーケティング(EBM)に関する特許を取得したと発表した。
EBMは、顧客の金融ニーズが顕在化した取引や属性の変化などのイベントを捉えて、ニーズを的確に把握するマーケティング手法。
今回は、個人顧客の口座に入金される資金の特徴を推測するモデルが特許として認められた。このモデルによって、退職金の受け取りなどを推定できるという。
横浜銀行では、平成20年から個人顧客、平成25年から法人顧客を対象としたEBMシステムの運用を開始しており、毎日3,000件以上の情報を当行の営業担当者に配信している。
横浜銀行は、ナレッジラボにおける地銀連携を進め、ビッグデータから得られる知見を活用することで、顧客との接点拡大やサービス拡充に努めるとしている。