トランスファーワイズ・ジャパンは9月7日、日本においてP2Pの仕組みを利用した海外送金サービスを開始すると発表した。
このサービスでは、A国からB国に送金したい人と、B国からA国に送金したい人をオンライン上で自動的にマッチングするP2Pプラットフォームを使用し、資金が国境を越えることなく海外送金ができる。利用者はマッチングを意識する必要はない。
同社では、一般的な銀行では中継銀行手数料や被仕向銀行手数料など、送金総額の10%以上におよぶ手数料が発生する場合もあるが、このサービスの手数料は送金額の原則1%で、一般的な銀行と比べ平均で3分の1の手数料で海外送金が可能になるとしている。また、送金完了までに要する日数も原則1日から2日という。
このサービスを利用するためには、まず利用者は同社に口座を開設する必要がある。本人確認書類などを認証後に、ウェブサイトやオンラインバンキングなどで同社名義の銀行口座へ振り込みすることで送金できる。受取人側の銀行口座への送金は、同社が開設している現地の金融機関より実行される。
現在、全世界での同社の利用者数は100万人を突破し、月間の合計送金額は約1,100億円にのぼるという。
日本における海外送金サービスに一石を投じそうだ。