NECと三井住友銀行は8月31日、共同出資により設立したブリースコーポレーション(brees)を通じて、スマートフォンを使った新たなコンビニ収納サービスを開始すると発表した。サービスの開始は来年2月ごろを予定。
この新サービスでは、スマートフォン上にコンビニ収納用の電子バーコードを表示させることで、コンビニ収納業務の電子化・ペーパーレス化を実現する。
通常、公共料金や通信販売の代金などをコンビニで支払う場合、請求業者から郵送された専用の払込票をコンビニ店頭に持ち込んで支払いを行う必要がある。新サービスでは、利用者が予めスマートフォンにインストールしたアプリに電子バーコードを表示し、これをコンビニ店員がレジのスキャナで読み取ることにより支払いが可能になる。
請求業者にとっては払込票の印刷・郵送にかかる事務コストが低減される。また、コンビニにとっても払込票の管理負担の軽減に繋がる。
コンビニ収納市場は、決済の電子化が進んだ現在においても、毎年約3~4%伸張しており、2015年度の取扱金額は年間約10兆円、取扱件数は年間約10億円にまで拡大している。
今回の新サービスが普及すれば、コンビニ収納業務の効率化が進むことになりそうだ。