ビットプロパティー社は6月15日、REIT(不動産投資信託)のトークン(保有権利)を契約・取引・売買できるプラットフォームサービス「Bitproperty(ビットプロパティー)」の先行サイトを6月17日にオープンすると発表した。
「Bitproperty」は、REITをブロックチェーン上でトークン化し、契約・取引・売買することができるプラットフォームサービスで、2016年秋に本サービスの開始を予定している。これまで機関投資家から資金調達を行ってきたが、約5ヶ月間で国内外にて20,000BTC(現在価値14億円超)分のBTPトークンが購入されたという。
今回先行して公開する「Bitpropertyクラウドセールサイト」では、実際にビットコインにてBTPトークンを購入することができるほか、REITをブロックチェーン上にデジタルアセット化するサービススキームについての説明などを閲覧できる。
今回クラウドセールの対象となる不動産アセットは、ビットプロパティーが日建ハウジングから買収予定の沖縄県石垣島の太陽光発電施設。
以下に、ビットプロパティーのニュースリリースを引用する。
ブロックチェーンを実装したスマートコントラクト・サービス『Bitproperty(ビットプロパティー)』クラウドセールサイトを2016年6月17日(金)より公開
?サイト公開前の5ヶ月間でリアルチャネル(オフライン)にて、国内外より20,000BTC(現在価値14億円超)分のBTPトークンが購入される?
ビットプロパティー株式会社
2016年6月15日
ビットプロパティー株式会社(東京都中央区、代表取締役:小川晋平、以下「ビットプロパティー」)は、この度、REIT(不動産投資信託)トークン(プロダクトやサービスの保有権利)を世界中どこからでもオンラインで購入することができる、分散型eREIT(デジタル不動産投資信託)プラットフォームサービス『Bitproperty(ビットプロパティー)』のクラウドセールサイトを、2016年6月17日(金) よりオープンいたします。
「REITをブロックチェーン上でトークン化し、契約・取引・売買することのできる、フィンテック・プラットフォームサービス」のオープンに先駆け、不動産アセットに対し、ビットコインにてREITトークンの先行購入が可能なクラウドセールサイトです。オンライン上でBTPトークンを購入することができるほか、REITをブロックチェーン上にデジタルアセット化するサービススキームについての説明や投資家メリットなどのBitpropertyについてのコンテンツを設けます。
今回のビットコインによるクラウドセールの対象となる不動産アセットは、ビットプロパティーが株式会社日建ハウジングから買収予定の、沖縄県石垣島太陽光発電施設です。
■サービス概要
Bitpropertyクラウドセールサイトでは、実際にビットコインにてBTPトークンを購入することが可能な他、フィンテック・プラットフォームサービスの説明、REITをブロックチェーン上にデジタルアセット化するサービススキームについての説明やBTPトークンの購入メリットなどの情報を閲覧することができます。
- サービス名:Bitproperty(ビットプロパティー)クラウドセールサイト
- 開 始 日:2016年6月17日(金)
- U R L:https://www.bitproperty.jp/
- ※フィンテック・プラットフォームサービス「Bitproperty」は2016年秋開始予定
■『Bitproperty(ビットプロパティー)』クラウドセールサイト開始の経緯
近年、スマートフォンやインターネットの普及により人々の生活スタイルが大きく変わり、テクノロジーを金融関連の仕組みに活用して新たなサービスを作り出す動きが国内外ともに盛んになってきています。矢野経済研究所が発表した「国内FinTech(フィンテック)市場に関する調査結果2015」によると、日本国内だけで、2015年度のFinTech 市場規模は33億9,400万円となっています。ブロックチェーンの急速な拡大や、官民による支援体制の整備などを背景に、2020年度には567億8,700万円に急拡大すると予測されています。
フィンテックの中でも特に、ブロックチェーン技術は金融分野のみならず、世界中の各分野から注目を集めています。ブロックチェーン技術はビットコインの基礎にもなっている技術ですが、金融取引における信頼度の高い仲介者の必要性を減らし、それによって中間取引における費用を削減できる潜在的可能性があると言われています。昨今の日本の動きとしては、ブロックチェーンを推進する一般社団法人「日本ブロックチェーン協会(JBA)」や「ブロックチェーン推進協会(BCCC)」が設立されるなど、活発化しています。
ビットプロパティーはこうした市場背景の中、2015年12月に日本進出後、機関投資家からリアルチャネル(オフライン)に於ける資金調達を行ってまいりましたが、約5ヶ月間で国内外にて20,000BTC(現在価値14億円超)分のBTPトークンが購入され、その反響から国内における弊社サービスの需要の高さに注目し、このたびオンライン上で誰でもすぐに先行購入が可能なクラウドセールサイトの公開に至りました。
■ ビットプロパティーについて
ビットプロパティーは、シンガポールを始めとする世界7ヶ国に拠点を置くBitpropertyプロジェクトのローカルパートナーーとして2015年12月に日本へ進出し、従来のREIT市場の投資家利益の不透明性や売買取引における低流動性といった課題を解決すべく、「REITをブロックチェーン上でトークン化し、契約・取引・売買することのできるフィンテック・プラットフォームサービス」の企画開発とマーケティングを開始しました。
(以下、省略)