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SKSKの不正取引モニタリングシステム、新たに6行が採用

SCSKは6月10日、マネーロンダリングなどの金融不正取引の検知を行う取引モニタリングシステム「BankSavior(バンクセイバー)」が、新たに6行に採用されたと発表した。

新たに採用したのは、足利銀行、沖縄銀行、京都銀行、西京銀行、東京都民銀行、八千代銀行の6行。これにより、採用数は33社(地方銀行は28行)となった。

「BankSavior」は、SCSKが2004年から開発を続けてきたルール判定機能を中核とし、日本の商慣習を反映させた取引モニタリングシステム。

ATM入出金、ネット取引といった取引データと顧客情報などから疑わしい取引のモニタリングを行うほか、「疑わしい取引の届出」に関する事務処理の支援も行う。また、検知ルールを変更する場合、プログラムを改修を行わずに、画面上で検知ルールを自由に設定・変更できるという特徴も有する。

以下に、SCSKのニュースリリースを引用する。

総合口座取引モニタリングシステム「BankSaviorR」を新たに6行が採用
~採用数は、33社(地方銀行は28行)へ拡大~

SCSK株式会社
2016年6月10日

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:谷原 徹、以下 SCSK)は、マネーロンダリング(資金洗浄)などの疑わしい取引や、振り込め詐欺、キャッシュカード偽造・盗難などの金融不正取引の検知および未然防止を強化する総合口座取引モニタリングシステム「BankSaviorR(バンクセイバー)」を2004年度より展開してまいりましたが、このたび、新たに6行において採用が決定されました。

これにより、「BankSaviorR」の採用数は、33社(地方銀行は28行)※1となります。

※1 2016年5月末現在

1.背景

近年、反社会的勢力やマネーロンダリングなどの金融犯罪活動は、ボーダーレス化しており、手口も日々巧妙化しております。また、振り込め詐欺などの特殊詐欺被害は、昨年476.8億円※2にものぼり、年間被害額が過去最悪だった一昨年に比べて減少となったものの、認知件数は昨年に比べて増加しており、未だ大きな社会問題となっています。このような背景の中、金融機関においては業務の公共性を鑑み、反社会的勢力やマネーロンダリングなどに対する管理態勢の整備について、絶えず高度化に向けた取り組みを求められています。

今回採用いただいた銀行では、マネーロンダリングをはじめとする金融犯罪への対応策や疑わしい取引の届出に係る事務効率化を検討していました。そこで、SCSKが提供する総合口座取引モニタリングシステム「BankSaviorR」の金融犯罪対策分野におけるサービス提供実績や、複雑かつ巧妙に変わりゆく犯罪手口に対し、柔軟かつ即時にルール設定できる機能の有用性を高く評価し、採用に至りました。

※2 出典:「平成28年3月の特殊詐欺認知・検挙状況等について」(警察庁)
(http://www.npa.go.jp/pressrelease/2016/05/20160502_01.html 新規ウィンドウ)

2.採用行

足利銀行、沖縄銀行、京都銀行、西京銀行、東京都民銀行、八千代銀行 (50音順にて記載)

3.「BankSaviorR」の特長

「BankSaviorR」は、SCSKが2004年から開発を続けてきたルール判定機能を中核とし、日本の商慣習を反映させたトランザクション(取引)モニタリングシステムです。ATM入出金、ネット取引といった取引データと顧客情報などから疑わしい取引のモニタリングを実現するとともに、「疑わしい取引の届出」に関する事務処理の支援機能により、金融不正取引の検知から報告に至る一連の業務を支援するものです。

「BankSaviorR」では検知ルールを変更する場合、プログラムを改修する必要がありません。お客様が画面上で検知ルールを自由に設定・変更できるため、日々多様化する不正手口に対して、柔軟かつ即時な対応が可能で、金融不正取引の早期発見・未然防止の精度向上が図れます。また、「ケース管理機能」により、「疑わしい取引の届出」に関する事務処理・各種手続きの効率化・省力化を支援します。

(以下、省略)

 

(参照)SCSKのニュースリリース

https://www.scsk.jp/news/2016/press/product/20160610.html