楽天生命は5月30日、インターネットチャネルの申込み手続きを完全ペーパーレスにしたと発表した。
これは29日施行の改正保険業法で、保険会社と顧客が取り交わす合意確認書面のデジタル化が認められたことを受けて実施されたもの。また併せて、保険料支払用の口座登録手続きもオンライン化にすることで、インターネット保険申込みの完全ペーパーレス化を実現した。
以下に、楽天生命のニュースリリースを引用する。
ネット生保で初めて、申込み手続きの完全ペーパーレス化を実現
~法改正に伴い紙書類の郵送を廃止し、お客さまの利便性がさらに向上しました~
楽天生命
2016年5月30日
楽天グループの楽天生命保険株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:髙澤 廣志、以下 「楽天生命」)は、生命保険をより手軽に・便利に・スピーディーにするための取り組みとして、5月29日よりインターネットチャネルの申込み手続きを完全ペーパーレスにいたしました。
これは同日施行の改正保険業法(*1)で、保険会社とお客さまが取り交わす合意確認書面のデジタル化が認められたことを受けてのものです。さらに保険料支払用の口座登録手続きもオンライン化することで、楽天生命のインターネット保険申込みは紙書類のコピーや郵送が原則不要になりました(*2)。
楽天生命は2013年のインターネットチャネル発足当時より、お客さまの利便性向上に取り組んでまいりました。楽天会員IDとの連携によってお客さまの入力負担を軽減したり、PC・スマートフォンともに円滑に操作できるようウェブサイト画面を逐次最適化するなど、場所や端末に縛られず気軽に申込める仕組みを整えました。また、生命保険業界で初めて(*3)本人確認書類の写真アップロード受付を始め、それまで必須だったパスポートや運転免許証のコピー・郵送作業を省略いたしました。
その一方、楽天生命がインターネット上で販売する保険商品(定期保険・医療保険・総合保障保険)はいずれも「無解約返戻金型(いわゆる「かけすて型」)」であることから、旧 保険業法 施行規則の定めにより、保障内容に関する同意書面を当社から紙で交付したうえお客さま自身でご返送いただく必要がありました。これは必要な手続きである反面、ネット生保に寄せるお客さまの期待には必ずしも応えるものではありませんでした。
このたび、保険業法 施行規則の改正により、こうした書面の電子的交付が認められました。楽天生命はこの改正を、お客さまがネット生保に寄せる期待--手軽さ・便利さ・スピード--を実現するうえで意義ある一歩と考え、施行と同日に電子化を実施しました。
加えて、これまで書面のみで受け付けていた保険料振替用の口座登録書面もウェブでの手続きに移行し、楽天生命のネット申込みにおいて完全ペーパーレス化が実現されました。
楽天生命は今後も、お客さまのニーズに応える保険商品やサービスの開発・提供に努めてまいります。
- *1 保険業法 施行規則(2016年5月29日より施行)第272条の2 第4項
- *2 インターネットチャネルの申込でも、以下のような場合は別途書面の提出をお願いすることがあります。・健康状態に関する確認が必要となった場合 ・保険料引落口座の登録時、金融機関から本人確認情報を得られなかった場合 ・アップロードされた本人確認書類が画像不鮮明などで確認できなかった場合 ・その他当社が必要と判断する場合。
- *3 2014年10月、楽天生命調べ。
(以下、省略)