PwCとレジュプレス、ブロックチェーンを用いた企業間送金の実証実験を開始

ビットコイン取引所coincheckを運営するレジュプレスとPwCコンサルティングは5月13日、ブロックチェーンを活用した企業間送金の実証実験を開始したと発表した。

今回の実証実験では、仮想通貨による海外送金を行い、為替手数料の削減の可能性を検証するほか、一定期間の送受信金額を相殺する「ネッティング処理」や請求書の電子化、請求項目の消込みなどについても検証を行う。

事実上の改ざんが困難と言われているブロックチェーンを活用して、企業間の資金の流れの透明性向上や経理業務の効率化を狙う。

仮想通貨による海外送金では、米ドルを購入して送金する従来の海外送金方法と比較して、数％程度の手数料を削減できるとレジュプレスは試算している。

これらの実証実験以外にPwCは、仮想通貨による送金について、財務と法務の観点からリスクを評価し、経営陣に実行の承諾を得るために最適なステップについても検証する。