ファミリーマートなどにATMを展開するイーネットは4月26日、Visa、MasterCard、JCBの海外発行カードの取扱いを新型ATM(約5,800台)にて開始すると発表しました。
同社ATMにおける海外発行カードの取扱いサービスでは、本年2月に銀聯の取り扱いを開始しており、今回Visa、MasterCard、JCBを取り扱うことにより、主要な国際4ブランドが利用可能となります。
イーネットは、1999年にコンビニATMの先駆けとしてサービスを開始し、現在13,000台以上のATM運営を展開中。展開先はファミリーマートほか、サークルKサンクス、スリーエフなどのコンビニのほか、ライフなどのスーパーマケット、大学生協、ショッピングセンターなどです。
新型ATMは、首都圏、関西圏、中京圏を中心に4月末現在で約5,800台を展開しており、今後さらに拡大していくとしています。
海外発行カードに対応したATMについては、ゆうちょ銀行やセブン銀行が先行していましたが、インバウンド需要の急増や政府からの強い後押しもあり、3メガバンクや大手地銀でも続々と対応ATMが整備されつつあります。今回、ファミリーマートが対応することにより、海外発行カードの利便性も大きく向上することになりそうです。
以下に、イーネットのニュースリリースを引用します。
イーネット ATM で銀聯に続き Visa、MasterCard、JCB でも日本円の引き出しが可能に!
イーネット
2016年4月26日
株式会社イーネット(東京都中央区、代表取締役社長西岡修)は、2016年4月26日よりVisa、MasterCard、JCBの海外発行カードの取扱いを右記の新型ATMにて、開始いたします。
当社ATMにおける海外発行カードのサービスは、2016年2月に銀聯の取り扱いを開始し、今回Visa、MasterCard、JCBを取り扱うことにより、主要な国際4ブランドが利用可能となります。
また、ATM事業者としては日本国内初、データセキュリティ基準として「PCIDSS(※1)」、暗証番号保護として「PINセキュリティ要件(※2)」にも準拠したサービスを提供できるようになりました。訪日海外旅行者により安心安全にATMサービスをご利用いただけるようになります。
新型ATMは、首都圏、関西圏、中京圏を中心に(4月末約5,800台)展開しており、今後さらに拡大してまいります。
当社は、1999年10月8日にコンビニATMの先駆けとしてサービスを開始し、現在13,000台以上のATM運営を展開しております。ATMインフラを提供する企業として、長年培った運営ノウハウに加え、「PCIDSS」認定を取得し、「PINセキュリティ要件(※2)」にも準拠したことにより、さらにより安心・安全なソリューションを提供し、お客さまの利便性向上に努めてまいります。
※1:クレジットカード会員データを安全に取り扱う事を目的として策定された世界的に統一されたクレジットカード情報保護のためのセキュリティ基準。PaymentCardIndustryDataSecurityStandardsの頭文字をとったもので、国際カードブランド5社(AmericanExpress、Discover、JCB、MasterCard、Visa)が共同で設立したPCISSC(PaymentCardIndustrySecurityStandardsCouncil)によって運用、管理されている。
※2:PCISSCが定める暗証番号(PersonalIdentificationNumber)を保存、処理及び送信する際のセキュリティ基準。
(以下、省略)