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インフォテリアなど34社、ブロックチェーン技術の業界団体を設立

インフォテリアやテックビューロなどブロックチェーン技術の研究開発を行う有志企業34社は4月25日、日本国内におけるブロックチェーン技術の業界団体「ブロックチェーン推進協会」を設立しました。

この協会は、ブロックチェーン技術の国内有志メンバーが相互に情報交換や普及啓発、資金調達支援を行うことにより、ブロックチェーン技術の進化に寄与することを目的としています。さらに、世界のブロックチェーン団体とも連携し、その情報を国内外で配信する予定です。

発起メンバーは、パッケージ開発のインフォテリアやブロックチェーンmijinを開発するテックビューロ、日本マイクロソフトなど34社。現時点では、金融機関や大手ITベンダは発起人に入っていません。また、アドバイザリーとして、FinTech普及に取り組む増島弁護士など4名が就任しています。

今後の活動として、5月中旬に第1回理事会を開催した後、普及委員会や実用委員会などの4つの分科会を立ち上げ、国内におけるブロックチェーン技術の普及、進化に寄与する活動を展開する予定です。

協会では、現在国内のブロックチェーン技術開発や実証実験は世界に対して遅れを取っていないにもかかわらず、その実績や技術情報が共有されていないため適用領域がほんの一部に留まっているとの問題意識を持っており、これらの活動を通して日本におけるブロックチェーン技術のより一層の発展を目指しています。

今後、当協会の活動などを通じて、日本から世界に通用するブロックチェーン技術やサービスが出現することが期待されます。

以下に、ブロックチェーン推進協会のニュースリリースを引用します。

国内初のブロックチェーン業界団体『ブロックチェーン推進協会 ? BCCC』を設立
~ 英文名:Blockchain Collaborative Consortium(略称 BCCC) ~

ブロックチェーン推進協会
2016年4月25日

日本国内においてブロックチェーン技術※1の研究開発および実装推進を行う有志企業(発起メンバー:34社)は、日本国内におけるブロックチェーン技術の普及啓発、研究開発推進、関連投資の促進および海外のブロックチェーン団体との連携などを目的に本日「ブロックチェーン推進協会(理事長:平野洋一郎、インフォテリア(株)代表取締役社長)」を設立したことを発表します。

なお、この発表については本日4月25日、13:30よりFINO LABで記者会見※2を行います。
発起メンバー(34社、50音順)

  • 株式会社アイリッジ
  • アララ株式会社
  • EMTG株式会社
  • イー・ガーディアン株式会社
  • 株式会社IndieSquare
  • インフォテリア株式会社
  • 弁護士法人漆間総合法律事務所
  • 株式会社SJI
  • 株式会社オウケイウェイヴ
  • 株式会社オプトベンチャーズ
  • 株式会社カタリベ
  • カレンシーポート株式会社
  • クローバーラボ株式会社
  • コンセンサス・ベイス合同会社
  • ConsenSys
  • さくらインターネット株式会社
  • GMOインターネット株式会社
  • テックビューロ株式会社
  • 株式会社ドリコム
  • 株式会社Nayuta
  • 日本サード・パーティ株式会社
  • 日本マイクロソフト株式会社
  • 株式会社ハウインターナショナル
  • HASHコンサルティング株式会社
  • ビットバンク株式会社
  • BTCボックス株式会社
  • 株式会社フィスコ
  • フィデルテクノロジーズ株式会社
  • ぷらっとホーム株式会社
  • BASE株式会社
  • ホットリンク株式会社
  • 株式会社マネーパートナーズソリューションズ
  • 株式会社Unitedly
  • 株式会社ロックオン

■「ブロックチェーン推進協会」設立趣旨

ブロックチェーン技術はフィンテック(金融IT革命)の中核技術として注目を集めるだけでなく、業界を問わず情報システムの進化に大きな貢献をもたらそうとしています。しかしながら、現在国内のブロックチェーン技術開発と実証実験は世界に対して遅れを取っていないにもかかわらず、その実績や技術情報が共有されていないため適用領域がほんの一部に留まっています。そこで、本会は、ブロックチェーン技術の未来を確信する国内有志メンバーが、相互に情報交換、切磋琢磨しながら、ブロックチェーンの普及啓発を行い、自らブロックチェーンの適用領域を拡大し、またブロックチェーン技術領域への資金調達支援を行うことによって、わが国産業の国際競争力増進に貢献するとともに、ブロックチェーン技術の進化にも寄与することを目的とします。さらに、世界のブロックチェーン団体とも連携しその情報を国内で配信するほか、本会で培われた技術と経験は、ブロックチェーン先進国として日本から世界へと向けて発信します。

■ 協会概要

名称 ブロックチェーン推進協会(略称:BCCC)
英名:Blockchain Collaborative Consortium
理事長 インフォテリア㈱  代表取締役社長  平野 洋一郎(ひらのよういちろう)
副理事長 カレンシーポート㈱ 代表取締役CEO 杉井 靖典 (すぎい やすのり)
テックビューロ㈱ 代表取締役社長 朝山 貴生 (あさやま たかお)
事務局 東京都千代田区丸の内1-3-1 東京銀行協会ビル14F FINO LAB内
公式サイト http://bccc.global/

■アドバイザー

氏名(所属) 増島雅和(森・濱田松本法律事務所、弁護士)
Lon Wong(CEO, Dragonfly Fintech, Singapore)
Anis Uzzaman(CEO, Fenox VC, Silicon Valley)
村口和孝(Nippon Technology Venture Partners 代表)

■今後のスケジュール

時期 活動内容
4月25日 協会発足、記者会見
5月中旬 第1回理事会
6月下旬 第1回総会
2016年内 一般社団法人化(当初は任意団体として運営)

■ 活動内容

協会メンバーは以下の分科会に所属し、それぞれの立場から国内におけるブロックチェーン技術の普及、進化に寄与する活動を展開する。

組織 内容
普及委員会 ブロックチェーンの普及・啓発を図る。主にイベントやセミナーなどのプロモーション活動を行う。
実用委員会 自身が関与するシステムやサービスにおけるブロックチェーンの適用を進め、実用事例を会のウェブサイトに掲載する。
技術委員会 ブロックチェーンの技術的理解を深め、ブロックチェーンを使いこなすエンジニアを育てる。
運営委員会 コンソーシアム全体の運営・方針検討

(以下、省略)

 

(参照)ブロックチェーン推進協会のニュースリリース

http://bccc.global/ja/articles/1.html