みんなの株式などを運営するみんかぶは3月18日、北米地域における事業活動の本格化を受け、カナダに北米地域の本社機能として、UPDOWN Financial Technologies(UPDOWN FT)を設立したと発表しました。
みんかぶは近年、海外における事業展開を急速に拡大させており、北米地域においても、ドイツの完全子会社である金融情報サービス事業者「sharewise.com」が事業展開しているほか、みんかぶによる各種データの配信サービスは、米国に本社を置く複数のヘッジファンドなどにも支持されているとしています。
このような北米地域における事業展開の更なる加速を目指して、今回カナダに北米地域における事業活動の本社機能としてUPDOWN FTを設立したとのことです。
みんかぶは2012年以降の積極的な海外展開の結果、国内3拠点(東京2拠点、福岡)に、海外7拠点(バンクーバー、ミュンヘン、北京、武漢、ソウル、シンガポール、ジャカルタ)の計10拠点に広がり、役職員の約40%を非日本国籍者が占める状況にあるほか、運営媒体の利用者数の約20%を海外で運営主体とするサービスが占める状況に至っています。
以下に、みんかぶのニュースリリースを引用します。
北米地域での事業活動本格化に伴う現地本社機能、 UPDOWN Financial Technologies, Inc.の設立について
株式会社みんかぶ
2016年3月18日
株式会社みんかぶ(本社:東京都千代田区、代表取締役:瓜生憲、以下「当社」)は、北米地域における事業活動の本格化を受け、カナダに北米地域の本社機能として、UPDOWN Financial Technologies, Inc.(本社:バンクーバー市、CEO:瓜生憲、以下「UPDOWN FT」)を設立しましたことをお知らせいたします。
当社は、2012年6月のCaiku, Ltd.(当社持分法適用会社、本社:ケイマン諸島、Director:Lana Kok Ting,NG、以下「Caiku」)を通じた、「財庫」(Caiku.com)の中国でのサービス開始を皮切りに、当社事業の海外展開を積極化し、翌年の2013年10月には、ドイツの金融情報サービス事業者sharewise GmbH(本社:ミュンヘン市、Managing Director:Stefan Nothegger、以下「Sharewise」)の完全子会社化を実施し、欧州地域における投資家向け情報サービス事業に参入しました。
また、同年12月には、中国にオフショア開発拠点として?思?科技(武漢)有限公司(本社:武漢市、董事長:李林)を設立したほか、東南アジア地域において投資家向け情報サービスを手掛けるYOCTO International Pte Ltd.(本社:シンガポール、CEO:鈴木雅雄、以下「YOCTO」)の転換社債を引き受け、同社に当社サービスの東南アジア地域における事業展開権を許諾しております。更に2016年2月には、米国で投資家向けオンラインコミュニティサイト「UPDOWN.com」を取得し、北米地域における投資家向け情報サービス事業を本格化するとともに、韓国の事業活動拠点としてCrowdbot, Inc.(本社:ソウル特別市、CEO:瓜生憲)の完全子会社化を実施しております。
2015年は、当社の海外におけるサービス展開が本格稼働を開始した年となりました。6月には「財庫」が収益化を開始したほか、7月には当社とSharewiseが共同で世界の株式市場の時価総額の約80%を網羅する、新しい「sharewise.com」のβ版のテストサービスを開始しました。また、11月には当社がトムソン・ロイター社を通じて、当社の自動コンテンツ生成機能を駆使した革新的な株価分析レポート「Sharewise Weekly Report」の世界配信を開始しています。
北米地域においても、「sharewise.com」が既に北米地域β版(http://sharewise.com/us/)をテスト展開している一方、英語で毎週11,000銘柄のレポートを発行する「Sharewise Weekly Report」も同地域で多くの読者を獲得しています。
更に、当社のソーシャルメディアを通じて収集する各種データの配信サービスは、米国に本社を置く複数の世界的大手ヘッジファンドに支持されています。このように当社の北米地域における事業展開は急速に拡大しており、更なる加速を目指して今回カナダに北米地域における事業活動の本社機能としてUPDOWN FTを設立することと致しました。
2012年以降の積極的な海外展開の結果、当社グループは国内3拠点(東京2拠点、福岡)に、海外7拠点(バンクーバー、ミュンヘン、北京、武漢、ソウル、シンガポール、ジャカルタ)を加える、計10拠点に広がり、役職員の約40%を非日本国籍者が占める状況にあるほか、運営媒体の利用者数の約20%を海外で運営主体とするサービスが占める状況に至っています。今回のUPDOWN FTの設立を受け、アジア、欧州に続き、北米での事業活動を加速させ、当社は世界規模でhttps://minkabull.jp/about投資家と金融機関をはじめとした金融市場関係者の皆様に資するサービスを広く展開してまいります。
(以下、省略)