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NEC、クレジットカード等に対応した自動販売機向け決済ソリューションを発売

NECは3月4日、決済端末1台で各種電子マネーに加え、磁気ストライプ・接触IC・非接触ICの各種クレジットカード・デビットカードなどに対応した自動販売機向け決済ソリューションを、業界で初めて製品化し販売活動を開始したと発表しました。サービスの提供開始時期は本年9月予定。

このソリューションは、自動販売機に取り付ける決済端末や、複数の決済サービス事業者との中継・連携を一括して行うマルチサービスゲートウェイなどから構成されます。

国内の各種電子マネー(iD、交通系IC、nanaco、QUICPay、楽天Edy、WAONなど)に加え、グローバルな決済手段である磁気ストライプ・接触IC・非接触ICの各種クレジットカード・デビットカード(VISA、MasterCardなど)や、プリペイドカード(au WALLETなど)に順次対応予定であるほか、決済端末と通信モデムを一体化して提供している点が特長です。

以下に、NECのニュースリリースを引用します。

NEC、グローバルな決済手段に対応した自動販売機向け決済ソリューションを発売

日本電気株式会社
2016年3月4日

NECは、決済端末1台で国内の各種電子マネーに加え、グローバルな決済手段である磁気ストライプ・接触IC・非接触ICの各種クレジットカード・デビットカードなどに対応した自動販売機向け決済ソリューションを業界で初めて製品化し、本日から販売活動を開始しました。

本ソリューションは、自動販売機に取り付ける決済端末や、複数の決済サービス事業者との中継・連携を一括して行うマルチサービスゲートウェイなどから構成されるものです。
本ソリューションの提供により、急増する訪日外国人旅行者の利便性向上や需要取り込みを実現します。

NECは社会ソリューション事業に注力しており、今後も本ソリューションをはじめ生活の安心と豊かさを支えるソリューションの提供・拡販に取り組んでいきます。

提供開始時期・販売目標

提供開始時期:本年9月予定(開発中、各種決済手段には順次対応予定)
販売目標:2019年までに自動販売機10万台への導入

背景

訪日外国人旅行者は2013年に初めて1,000万人を突破し、2015年は1,973万人にまで拡大しており、2020年に向けて今後も増加が見込まれます。こうした中、現在の自動販売機は、主に現金と国内の各種電子マネーのみ対応しており、インバウンド需要の取り込み拡大に向け訪日外国人旅行者が保有する各種クレジットカード・デビットカードなどグローバルな決済手段への対応が課題となっています。

特長

グローバルな決済手段に対応

決済端末1台でFeliCaを採用した国内の各種電子マネー(iD、交通系IC、nanaco、QUICPay、楽天Edy、WAONなど)に加え、グローバルな決済手段である磁気ストライプ・接触IC・非接触ICの各種クレジットカード・デビットカード(VISA、MasterCardなど)や、プリペイドカード(au WALLETなど)に順次対応予定。また、支付宝(アリペイ)をはじめとするQRコードを利用したオンライン決済にも対応予定。これにより、訪日外国人旅行者の利便性向上や需要取り込みを実現。

決済端末と通信モデムを一体化して提供

従来は個々に購入が必要であった決済端末と通信モデムを一体化して提供。これにより、自動販売機への取り付けの容易性向上や導入費用の低減を実現。

なお、NECは本ソリューションを「リテールテックJAPAN 2016」(会期:3/8(火)~11(金)、会場:東京ビッグサイト(東京都江東区))に出展します。

NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

(以下、省略)

 

(参照)NECのニュースリリース

http://jpn.nec.com/press/201603/20160304_01.html