電通国際情報サービスは2月25日に開催した「金融イノベーションビジネスカンファレンス FIBC2016」における各賞の受賞者を発表しました。FIBC大賞は、AlpacaDB Inc.の「Capitalico」が受賞しています。
FIBCは、ピッチコンテストやネットワーキングなどを通じて、FinTechスタートアップ企業・金融機関・ベンチャーキャピタルが直接交流することができる、FinTech領域に特化したイベントで、今回で5回目となります。
今回は、海外FinTechスタートアップ企業からも出場者を募り、過去最多となる21社(うち海外6社)が英語でのプレゼンテーションを行っています。
FBIC大賞を受賞したCapitalicoは、人工知能技術であるディープラーニングを活用することで、高度なプログラミング技術を用いることなく投資アルゴリズムを開発できるモバイルアプリケーションです。ユーザーはスマートフォン上で数回タップするだけでオリジナルの投資アルゴリズムを作り、それに基づく取引シグナルを受けたり、自動売買を行うことができます。
それ以外の受賞サービスは以下のとおり。
<オーディエンス賞>
- 『Shift Payments』 (Shift Financial, Inc.)
- https://www.shiftpayments.com
- 世界中のVISA加盟店でビットコインが使えるカード
<ソニー銀行イノベーション賞>
- 『PlugAir』 (Beatrobo Inc.)
- https://www.plugair.com
- さすだけユーザー認証のハードウエアデバイス
<三菱地所Fino Lab賞>
- 『Shift Payments』 (Shift Financial, Inc.)
- https://www.shiftpayments.com
- 世界中のVISA加盟店でビットコインが使えるカード
<審査員特別賞>
- 『ConsenSys』 (Consensus Systems)
- https://consensys.net
- 事業開発とプロフェッショナルコンサルティングサービス
- 『EVERSAFE』 (Everspin Co., Ltd.)
- http://www.everspin.co.kr
- 世界唯一のダイナミックセキュリティソリューション
<ISID特別賞>
- 『アイムイン』 (SMILABLE株式会社)
- http://smilable.jp
- SNSを活用したお金集めの新スタイル
以下に、電通国際情報サービスのニュースリリースを引用します。
ISID、「金融イノベーションビジネスカンファレンスFIBC2016」の受賞サービスを発表
~FIBC大賞はAlpacaDB, Inc.の『Capitalico』が受賞~
株式会社電通国際情報サービス
2016年2月26日
株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、2月25日に都内で開催した「金融イノベーションビジネスカンファレンス FIBC2016(以下FIBC2016)」において、ピッチコンテストに登場した21の先進金融サービスの中から、FIBC大賞など各賞の受賞サービスを決定しました。FIBC大賞は、AlpacaDB, Inc.の『Capitalico』が受賞しました。
FIBCは、ピッチコンテストやネットワーキングなどを通じて、FinTechスタートアップ企業・金融機関・ベンチャーキャピタルが直接交流することができる、FinTech領域に特化したイベントです。メインプログラムのピッチコンテスト「FinPitch」には、例年未発表サービスも含めた先進金融サービスが多数登場し、日本におけるFinTechの最新トレンドが出揃う場となっています。
5回目となる今回は、海外FinTechスタートアップ企業からも出場者を募り、過去最多となる21社(うち海外6社)が英語でのプレゼンテーションを行いました。今年の特徴としては、ブロックチェーンや人工知能などのテクノロジーを応用したサービスが登場し、また、個人間での送金・決済を可能にするプラットフォーム、個人の携帯番号を使った簡単な後払いの決済など、斬新かつ革新的なサービスが多く見られました。
FIBC大賞は、「金融市場へのインパクト」「経営陣の資質」「ビジネスモデルの革新性」「ビジネスの成長性」「グローバルサービスとなる可能性」の5つの観点で、審査員の採点により最も評点の高いサービスに贈られます。このほか、来場者投票で最多得票を獲得したサービスに「オーディエンス賞」、プラチナスポンサーのソニー銀行株式会社より「ソニー銀行イノベーション賞」などの各賞が贈られます。
(以下、省略)