みずほ銀行は2月23日、米国シリコンバレーの大手ベンチャーキャピタル 「500 Startups」が、日本のベンチャー企業への投資を目的として立ち上げたファンド「500 Startups JP,L.P.」に出資したと発表しました。
500 Startupsは、シード・ベンチャー企業への投資と成長支援を目的としている、世界最大級のアクセラレーター兼シード・ベンチャーキャピタルです。起業家・投資家等によるメンタリングなどの各種アクセラレーションプログラムの提供を通じ、世界50ヵ国で1,500社以上に出資しています。
本ファンドでは、日本の有望なシード・ベンチャー企業に対し、エクイティ資金を供給するほか、シリコンバレーの最先端の知見や情報をリアルタイムに提供することで、成長支援とExit支援に取り組むとのことです。
みずほ銀行では、本ファンドへの出資を通じて、シリコンバレー流の成長支援ノウハウを獲得し、更なるシード・ベンチャー企業に対するサポートを強化することを目的としています。
以下に、みずほ銀行のニュースリリースを引用します。
「500 Startups JP,L.P.」への出資について
株式会社みずほ銀行
2016年2月23日
株式会社みずほ銀行(頭取:林 信秀)は、米国のシリコンバレーに拠点を置くアクセラレーター兼シード・ベンチャーキャピタルの 500 Startups(代表者:デイヴ・マクルーア)が、日本のシード・ベンチャー企業への投資活動を本格化するために立ち上げた、500 Startups JP,L.P.(代表兼マネージングパートナー: ジェームズ・ライニー、以下「本ファンド」)に、このたび、出資を行いました。
本ファンドの運営会社である500 Startups は、シード・ベンチャー企業への投資と成長支援を目的に、2010 年に米国のシリコンバレーで設立された世界最大級のアクセラレーター兼シード・ベンチャーキャピタルです。起業家・投資家等によるメンタリングや教育プログラムを中心とした各種アクセラレーションプログラムの提供を通じ、起業から事業化に向けたベンチャー・エコシステム(※)において重要な役割を果たしており、世界50 ヵ国で1,500 社以上に出資しています。
(※)ベンチャー・エコシステムとは、ベンチャーの起業から自立までのライフサイクル(の循環)と、その成長を支えるインフラや制度、経営資源などの要素・機能が有機的に結びついてできた仕組み
本ファンドは、日本の有望なシード・ベンチャー企業に対し、エクイティ資金を供給することに加え、500 Startups のノウハウや実績等を活かしたシリコンバレーの最先端の知見や情報をリアルタイムに提供することで、成長支援とExit 支援に取り組みます。当行は、こうした 500 Startups の日本進出への動きをいち早く捉え、関係を強化してきたことで、メガバンクで唯一、本ファンドに出資することになりました。
〈みずほ〉は、シード・ベンチャー企業に対し、ビジネスマッチングイベントの開催、グループベンチャーキャピタルによるエクイティ出資、IPO 支援等、さまざまなサポートを行っています。
本ファンドへの出資はこうした取り組みの一環として、シリコンバレー流の成長支援ノウハウを獲得し、更なるシード・ベンチャー企業に対するサポートを強化することを目的としています。今後〈みずほ〉は、本ファンドとの連携を通じ、リスクマネーの供給やビジネス開発支援、メンターネットワークの構築を中心としたアクセラレーション・プログラムの提供等により、ベンチャー企業の成長に対する支援をより一層進めていきます。
(以下、省略)
(参照)株式会社みずほ銀行のニュースリリース
http://www.mizuhobank.co.jp/release/pdf/20160223release_jp.pdf