日本銀行は22日、昨年12月17日に本店にて「ITを活用した金融の高度化の推進に向けたワークショップ」を開催したことを発表しました。併せてプレゼンテーション資料や議事録も公表しています。
日本銀行では2014年10月から2015年7月にかけて「ITを活用した金融の高度化に関するワークショップ(第1期)」を開催していますが、ITを活用した高度化を進めるうえでの課題への検討を深める目的で、第2期として当ワークショップを開催したとのことです。
第1回となる今回は「求められる金融ITの変革」として以下のプログラムで開催されました。
プログラム
IT を活用した金融高度化と今後の金融機関経営
翁 百合 氏(株式会社 日本総合研究所 副理事長)
金融 IT に求められる変革とは
岩下 直行(日本銀行 金融機構局 金融高度化センター長)
今回のワークショップのポイントとして以下の2点が示されています。
今回のワークショップのポイント
- FinTechを活用し、日本の金融ITが変わっていくことへの期待が高まって
いる中、「顧客ニーズに沿ったサービスの提供」といった視点の重要性が指摘された。 - 金融機関によるクラウドの活用については、「不可逆的な流れ」との見方がある中で、多くの先が慎重に対応している。こうした中、セキュリティや規制への対応を考慮したクラウドの活用を促す意見が示された。
興味深い議論が展開されていますので、ぜひ原文を参照ください。