電通国際情報サービス(ISID)と日本マイクロソフトは9月11日、セブン銀行の新サービスをマイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」上で構築したと発表した。
今回セブン銀行が開発した新サービスは、スマホアプリからフィリピン向けの送金を行うことができるサービス。構築パートナーであるISIDとともに「Microsoft Azure」上にスマホアプリを構築し、8月3日から稼働を開始した。
同行では、ATMやインターネットバンキングでの海外送金サービスを提供していたが、これまでは、提携先の別サービスを利用していた。
また同行では、今秋から新サービス「リアルタイム振込機能」を開始するが、このサービス基盤でも「Microsoft Azure」を活用する。このサービスは、セブン銀行口座と外部サービスをAPI連携で接続して実現する。
国内の金融機関でパブリッククラウドを活用して送金や振込などのサービスを提供する事例はまだ少ない。今回の事例は、先進的な事例と言えそうだ。