三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)は、9月1日から4日にかけて、オープンイノベーションに関する4つのニュースリリースを公表した。
1つ目は、東京都渋谷区に開設するオープンイノベーション拠点「hoops link tokyo」(フープス・リンク・トーキョー)に関するもの。
この「hoops link」は、社会課題の解決につながる新しい事業・サービスの創出を目的とし、スタートアップから大企業・行政・学術研究機関・NPO等が、課題を持ち寄るオープンイノベーションの場。
同FGのITイノベーション推進部の従業員が常駐し、様々なピッチイベントやセミナー、パネルディスカッション、新事業創出に向けたハッカソンやアクセラレータープログラム等を開催する。
2つ目と3つ目は、米国ベンチャーキャピタルおよび非営利団体とのパートナーシップ契約に関するもの。
米国・ニューヨークのベンチャーキャピタル「Work-Bench Management」と、金融サービスにおける新技術等の活用を目的としたパートナーシップ契約を締結したほか、米国・スタンフォード大学が設立した非営利団体「StartX」と、類似のパートナーシップ契約を締結した。
SMFGは2017年4月に設立したSMFG シリコンバレー・デジタルイノベーションラボを中心に、米国での研究開発ネットワークを拡充しているが、ネットワークを拡大し、新たな金融関連サービスの創出に一層取り組むという。
4つ目は、データサイエンティストの育成に関するもの。
日本初のデータサイエンス学部を擁する滋賀大学と共同で、データサイエンスの専門知識とスキルを持ち、社会に有用な高度な人材を育成するほか、共同研究に取り組む。
オープンイノベーションに積極的に取り組む事例として注目を集めそうだ。