日本ユニシスは8月22日、石川県の北國銀行において、営業店端末をタブレット化するプロジェクトを支援したと発表した。
今回のプロジェクトでは、同行の営業店窓口業務支援システムをWindowsタブレット「Surface」で動作させた。これにより、既存の営業店レイアウトにとらわれない「持ち運び可能な営業店端末」を実現。
また、カウンターで顧客自身が必要な情報をタブレットにタッチ入力することで、伝票記入負荷の軽減を実現したほか、勘定系システム「BankVision」と連携し、タブレットから勘定系システムへ振込取引電文を直接送信可能にした。
近年、地方銀行においては、相談対応力強化などのために、営業店事務のペーパーレス化や効率化が大きな経営課題になっている。
北國銀行は、本部や営業店のペーパーレス化やモバイル化を進めている先進行として知られており、今回は営業店端末のタブレット化を進めた事例として注目を集めそうだ。
日本ユニシスでは今回の実績を踏まえ、顧客の接点となるフロントUI/UX分野でのシステム販売を強化していく方針だ。