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三井住友海上、保険販売時の説明や顧客の表情をAIで分析

三井住友海上火災は3月21日、UEI社と協業し、AIを用いた保険販売の高度化に向けた実証実験を開始したと発表した。

この実証実験では、保険募集人の販売手法や接客時の顧客の表情をAIで分析し、保険販売力や説明力の向上を目指す。具体的には、AIに強みを持つUEI社が開発した360度カメラで、保険募集のシーンを撮影し、募集人の販売手法や接客時の顧客の表情等をディープラーニングで分析する。

これまで暗黙知となっていた成約パターンを見える化することで、保険商品の拡販と顧客満足度の向上につなげるという。

同社では今後、実証実験収集した画像を分析し、募集人が顧客の説明責任を十分に果たせるようサポートする、新たな営業支援システムの構築を検討する。

以下に、三井住友海上のニュースリリースを引用する。

AIを活用した保険販売の高度化に向けた実証実験を開始
~UEI社との協業取組~

三井住友海上火災保険株式会社
2017/3/21

MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社(社長:原 典之)は、今般、株式会社UEI(社長:清水 亮)と協業し、AI(人工知能)を活用した保険販売の高度化に向けた実証実験を開始しました。

本実証実験は、募集人の販売手法や接客時のお客さまの表情をAIで分析し、販売力の向上や説明責任の確実な履行を図るものです。

三井住友海上では、さまざまな企業等との協業・提携を通じ、社外の知見やノウハウを幅広く取り入れることで、革新的な商品・サービの開発に努めていきます。

1.実証実験の概要

UEIが開発した高性能360度カメラで、保険募集のシーンを撮影し、募集人の販売手法や接客時のお客さまの表情等をディープラーニング(深層学習)によるAIで分析します。これまで暗黙知となっていた成約パターンを見える化し、共有化することで、保険商品の拡販とお客さま満足度の向上につなげます。

また、お客さまに商品内容をご理解いただけたか、お客さまの疑問にお答えできたかなど、募集人が十分な説明責任を果たしているかをAIがアドバイスし、募集品質の向上を図ります。

なお、分析に使用するシーンの撮影は、関東圏内の自動車ディーラーで約1ヶ月間、お客さまのご了承をいただいた上で行います。

2.今後の展開

実証実験を通じて収集した画像を分析し、募集人がお客さまへの説明責任を十分に果たせるようサポートする、新たな営業支援システムの構築を検討します。改正保険業法の施行を受け、確実な情報提供義務・意向把握義務への対応が求められる中、当社はAI活用による保険販売の高度化に努め、より高いレベルのお客さまサービスを提供します。

以上

(以下、省略)

 

(参照)三井住友海上のニュースリリース

http://www.ms-ins.com/news/fy2016/pdf/0321_2.pdf

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