朝日生命は2月20日、全国約1万2千名の営業職員向けに、タブレットPCを導入すると発表した。顧客向けのプレゼンテーションや各種手続きに使用している営業用パソコンを、平成30年1月より順次リプレイスする。
導入するのは、小型のスライド式静脈認証機能を搭載した富士通製のタブレットPC。富士通グループが、デザイン・使い易さ・信頼性、セキュリティを考慮して開発した。
今回のタブレットPCの導入により、従来は書面で行っていた新契約手続きを電子化するほか、平成31年1月には、保全・支払請求などの手続きも電子化するという。
以下に、朝日生命のニュースリリースを引用する。
朝日生命がお客様サービスの向上に向けてタブレットPCを導入
朝日生命保険相互会社
富士通株式会社
富士通クライアントコンピューティング株式会社
リコージャパン株式会社
2017/2/20
1.迅速な対応によるお客様サービスの向上に向けて
朝日生命保険相互会社(代表取締役社長:佐藤 美樹 以下、朝日生命)は、お客様の多様なニーズにスピーディーにお応えするため、全国約1万2千名の営業職員がお客様へのプレゼンテーションや各種お手続きに使用している営業用パソコンを平成30年1月よりリプレイスすることを決定しました。
朝日生命では、シンプル・迅速・正確な手続によるお客様サービスの向上を目指し、これまでも、設計書や「保険加入の電子手続き」の画面デザインにおいて第三者機関である「UCDA」※の意見を取り入れるなど、お客様視点に立ったサービスのご提供に取り組んでまいりました。
(※平成27年12月に「保険ご加入の電子手続」の画面デザインにおいて、一般社団法人ユニバーサル コミュニケーション デザイン協会よりUCDA認証「伝わるデザイン」を取得しました。)
今回のタブレットPCの導入により、従来は書面で行っていた新契約手続きを電子化し、お手続きをシンプル化するとともに、ご契約成立までの日数を大幅に短縮します。また、タブレットPCのセキュリティ性能を強化することで、お客様情報を一時的にタブレットPCに保存できるようになります。これにより、ホストコンピュータと通信しなくても新契約手続きを行えるため、“いつでも、どこでもご契約いただける”ようになります。
また、平成31年1月には、保全・支払請求などのお手続きも電子化し、即時性を高め、お客様の利便性向上を実現します。
引き続き、お客様視点に立ったサービスの提供により、サービス品質の向上に取り組んでまいります。
2.10.1型液晶の最新タブレットPC
今回のタブレットPCは、外出先での活用が前提となることから、小型のスライド式静脈認証機能を搭載し、セキュリティ強化を図ります。富士通株式会社(代表取締役社長:田中 達也)および富士通クライアントコンピューティング株式会社(代表取締役社長:齋藤 邦彰)が、デザイン・使い易さ・信頼性、さらにはセキュリティを考慮し開発しました。
【 特長 】
お客様を訪問して営業活動を行う上で重要となる、使いやすさ・コンパクトかつ軽量・内蔵型生体認証・高いセキュリティを兼ね備えたタブレットPCとなっており、お使いいただくお客様の利便性を追求しています。
•紙に書くようなスムーズな書き心地の電子署名を実現するLCDパネルと専用ペンを採用
•お客様訪問先へ持ち運びやすいコンパクトな10.1型液晶パネル搭載で約680gの軽量化を実現
•あらゆる利用シーンを想定した耐落下・耐振動・耐圧迫試験等の厳しい品質基準をクリアした高い堅牢性
•端末に内蔵された小型スライド式静脈認証センサーを新規に採用し、お客様をお待たせしないスピーディーな認証と高いセキュリティ性能を両立
•万が一の紛失時も、遠隔操作でデータ消去が可能な「CLEARSURE 3G/LTE」を搭載
3.大型カラータッチパネル搭載のカラープリンタ
タブレットPCのリプレイスに合わせて営業所で利用する次期カラープリンタには、リコージャパン株式会社(社長執行役員:松石 秀隆)からリコー製の「RICOH SP C841」を採用しました。使いやすさを追求した優れた操作性と、大量出力業務に応える高速・高耐久性、優れた環境性能を備えているプリンタとなります。
同製品は、現行機「IPSiO SP C821」の約12倍となる10.1インチのWSVGA大型フルカラータッチパネル「MultiLink-Panel」を搭載することで、営業職員の操作性を大幅に向上しています。アニメーションガイダンスや印刷表示、設定項目のステップ数削減などにより、快適なプリント環境を実現します。
10.1インチWSVGA大型フルカラータッチパネル「MultiLink -Panel」を搭載。フリックやピンチイン・ピンチアウト、ドラッグなど、直感的に操作可能です。これまでにない、ひとつ上の使いやすさを実現します。
また、インターネット経由で出力機器の状態や利用状況を常時監視するリコーのリモート管理サービス「@Remote(アットリモート)」を活用することで、消耗品の自動配送、および機器故障時の自動通報に対応します。
さらに、印刷された帳票をプリンタ内で中綴じステープル(=製本化)して出力するフィニッシャーを継続して採用することで、募集資料を印刷する際に誤って他の帳票が混入することや、募集資料の不備を無くすことが可能となります。
これにより、機器の運用管理を含めた印刷関連業務の効率化を図り、お客様へのスピーディーなご提案を可能にします。
(以下、省略)